ごみ屋敷は【女性】に多い⁈みんなが知らないその原因とは?
社会問題化しているゴミ屋敷。実は、女性に多いというのをご存じでしょうか?
正確な統計データはまだありませんが、清掃業界ではゴミ屋敷の約6割は女性であると言われています。
「片付けができないのは女子力が低いから・・・」とか「こんなことでは結婚できない」なんて悩んでいる方も少なくないのではないでしょうか。
ですが、悩んでいるのは、あなただけではありません。
今回は、女性がゴミ屋敷化させてしまう原因を探っていきましょう!
◆女性がゴミ屋敷にしてしまう5つの原因
原因1.忙しすぎる職業についている
一般的に看護師、教員など多忙を極める職業についている女性は、日々かなりのストレス状態におかれています。
そのため、家に帰ると何もやる気が起きず、掃除をするということができません。
また、不規則な勤務形態や長時間労働になるサービス業の女性も同じことが言えます。
ゴミを出すタイミングが合わないということもおこりがちなので、どんどんゴミが溜まってしまう傾向があります。
24時間いつでもゴミ出しができるマンションなどに引っ越さない限り、ゴミ出しのタイミングについての問題はずーっとついて回ります。
原因2.物が増えやすい
女性は、男性に比べて物が増えやすい傾向にあります。化粧品や生理用品をはじめ、衣類などの生活必需品が多くなりがちです。
自分で管理できるキャパを超えてしまいやすいので、気が付くとゴミ屋敷になってしまうことがあります。
また、片付けられない状態で生活していると、使いたいときに使いたいものが見当たらないことが多くなります。
特に、化粧品などは女性にとって重要な生活必需品になるので、見当たらない場合、新しいものを買ってしまう⇒物が増える。
といったことが起こります。
片付けができないことが原因で、ますます物が増えやすい部屋になってしまう「負の連鎖」が起こってしまうのです。
原因3.食べ残しが多い
コンビニなどのお弁当を食べ残すことが多いのも、女性に多い特徴です。男性に比べて小食のことが多いので仕方ないですが、そのゴミを毎回きちんと捨てないとゴキブリやウジなど害虫の発生原因になります。
実際、女性のゴミ屋敷を片づけると、残飯が放置されていることが多く、害虫が早い段階から発生しています。
また、悪臭の原因にもなり、酷くなると衣服や自分にも悪臭が染み付くことがあります。
いくら、お風呂に入り清潔にしていても、お化粧をしてきれいな洋服を着ても、ニオイはごまかせません!
原因4.ADHD・HSPなどの病気
【ADHDとASD】
ADHDやASDなどの発達障害がある場合、セルフネグレクトを引き起こしてしまう可能性があります。
自分では、掃除がしたいと思っていても、障害によりうまくできないことが続き、結果として自分自身をあきらめてしまうことがあります。
ADHDやASDの方は、集中できる時間が非常に短いため、掃除をしようと思っても途中で集中力が切れてしまいうまく進めることが出来なかったりします。
掃除をしている間に、他のことに意識が行ってしまうこともあります。
こういった障害を持っている方が、自分の力だけで片付けていくのは非常に難しく、一緒に片づけてくれる家族や友人などがいないと難しいことが多いと言えます。
また、大人になるまで自分がADHDやASDであることに気が付かずに成長している方もいるため、「もしかして?」と思ったら、早めに医療機関で確認することをおススメします。
ADHDのそのほかの特徴は、
・予定を立てるのが苦手なため、遅刻をしやすい
・落ち着きがない
・言葉でのコミュニケーションが苦手
・衝動的な買い物をしてしまう
・人の話に割り込んでしまう
この中に、あてはまるものが多かったら場合、あなたもADHDの可能性があるかもしれません。
ASDのそのほかの特徴
・相手の表情から気持ちを汲み取ることができない
・たとえ話が理解できず、言葉をそのままの意味で受け取ってしまう
・人と目を合わせるのが苦手
・自分のルールにこだわりが強い
・急な予定変更に対応できず、パニックになる
この中にあてはまるものが多かった場合、あなたもASDの可能性があるかもしれません。
*大人の 「注意欠如・多動症(ADHD)」とは?特徴や治療を解説! | NHK健康チャンネル
*大人の「自閉スペクトラム症(ASD)」とは?特性の理解が大切! | NHK健康チャンネル
【HSP】
HSPは、Highly Sensitive Person(ハイリー・センシティブ・パーソン)といい、「ひといちばい繊細な人」という意味です。
これは、病気ではなくその人の「気質」を表すものです。
HSPには、DOES(ダス)という4つの特徴があります。
【Depth of processing】
・一を聞いて十のことを想像して考えられる
・いろいろな観点から物事を考える
・調べものをはじめると深く掘り下げるため知識量が多い
【Overstimulation】
・人込みや大きな音が苦手
・友達との時間は楽しいものの気疲れする
・芸術や音楽に触れると感動しやすい
・人の些細な言葉に傷つき、いつまでも忘れない
・些細なことに過剰なほど驚いてしまう
【Empathy and emotional responsiveness】
・他者の感情から影響を受けやすい
・人が怒られていると自分のことのように感じて傷つく
・映画や本の登場人物に感情移入して号泣したりする
・人のちょっとした仕草、目線、声音などに敏感で、機嫌や思っていることがわかる
【Sensitivity to subtleties】
・身の回りの環境の変化に気づきやすい
・強い光や日光のまぶしさが苦手
・カフェインや添加物に敏感に反応してしまう
・肌着のタグやチクチクする素材が気になってしまう
*参考:医療法人社団 平成医会より
HSPの人は、繊細過ぎるがゆえに精神的に疲れやすく、うつ病にもなりやすいことが知られています。
「HSPだから片付けができない」というわけではなく、精神的に疲れやすいため片付ける気力がなくなってしまったり、うつ病を発症し片付けられなくなるといったことが起こります。
*HSPとは | HSP診断テスト (hsptest.jp)
原因5.気分転換ができない
気分転換するのが苦手な方も多いかもしれません。休みの日に昼間でもカーテンを閉めっぱなし、一日中ゴロゴロするという方もいますが、ゴミ屋敷にしてしまう女性は、この「カーテンを閉めっぱなし」にする傾向が多いです。
忙しい女性に多いかもしれませんが、引きこもりがちになってくると「誰も見ていない」という心理になり、ゴミ屋敷化が加速してしまいます。
まずは、カーテンを開けるところから始めるというのも一つの改善方法です。
◆まとめ
女性がゴミ屋敷にしてしまう5つの原因は、誰にでも起こりうるものです。
ゴミ屋敷では、自分の健康を害するだけでなく、火事の原因になったり、悪臭や害虫などで近隣に迷惑をかけたりすることもあります。
賃貸物件であれば、退去時に高額のリフォーム代を請求されることもあり、何のメリットも生みません。
「うちはゴミ屋敷かな?」「片付けよう」と思った時がチャンスです!
一人で片付ける自信がない方や近所に知られたくないという方は業者を使って一気に片付けてしまうのも一つの方法です。
大事なことは、あなたが健康で安全に生活できる場所をしっかりと作ることです。
家が安心できる場所でなければ、心身ともに休まりません。
そこで、生活を続けていたら、仕事にも悪影響が出るでしょう。
久遠では、忙しい女性のために、「時短家事」のコツなどもレクチャーいたします。
日常生活でのほんの少しの工夫で「ゴミ屋敷」は改善できることがあります。
一人で悩まず、まずはお気軽にご相談ください。(相談・お見積り無料!)